SPECIAL TALK

社員座談会

「創業80年、
“永続”を支える人の力」

建設業界を取り巻く環境は、社会構造の変化や働き方改革の進展、資材価格の高騰などを背景に、大きな転換期にある。
こうした時代の節目にあたって、本座談会では若手から中堅、ベテランまで
幅広い世代の社員に集まってもらい、それぞれの立場から率直な声を聞いた。
入社のきっかけ、仕事を通じて感じるやりがい、建設現場の実情、そして90周年、100周年を見据えた将来像──。
経験や年次の異なる社員の言葉から、興建社に根づく価値観と、今後会社として進むべき方向性を探る。

Member 座談会メンバー

Y.O.
総務部
Y.O.
F.K.
営業本部 リニューアル事業部 リニューアル工事課
F.K.
K.T.
建築本部 工事部 工事課
K.T.
S.T.
営業本部 営業部
S.T.
M.Z.
建築本部 工事部 工事課
M.Z.
S.N.
建築本部 工事部 工事課
S.N.
S.H.
総務部 総務・人事課
S.H.
S.Y.
建築本部 工事部 工事課
S.Y.
S.Y.
技術本部 技術部 積算課
S.Y.
S.W.
建築本部 工事部 メンテナンス・リペアチーム
S.W.
Y.O.
総務部
Y.O.
F.K.
営業本部 リニューアル事業部 リニューアル工事課
F.K.
K.T.
建築本部 工事部 工事課
K.T.
S.T.
営業本部 営業部
S.T.
M.Z.
建築本部 工事部 工事課
M.Z.
S.N.
建築本部 工事部 工事課
S.N.
S.H.
総務部 総務・人事課
S.H.
S.Y.
建築本部 工事部 工事課
S.Y.
S.Y.
技術本部 技術部 積算課
S.Y.
S.W.
建築本部 工事部 メンテナンス・リペアチーム
S.W.

Topic1

それぞれの出発点──興建社との出会い

─建設業というと、忙しさや厳しさを真っ先に思い浮かべる方は一般的に多いかもしれません。その中で皆さんはどのようなきっかけで興建社に入社されたのでしょうか。また、入社後にそのイメージはどう変わりましたか。

K.T.
学校の説明会で興建社の話を聞き、アットホームな社風や福利厚生に魅力を感じ、入社を決めました。実際に入社してみると、想定していた以上に雰囲気が良く、温かみのある会社と感じました。
S.Y.
専門学校での説明会とインターンシップがきっかけです。生の現場を目にした際に感じた雰囲気の良さが決め手となり、ここで働きたいと思い、入社しました。
S.Y.
私は文系だったので、もともと建設業は進路の選択肢にありませんでした。しかし、説明会で話を聞いて、やはり雰囲気の良さに惹かれました。結果的にその点に魅力を感じ、入社を決めました。
S.N.
私は高卒で、先生に勧められて面接にエントリーしました。事前に興建社に関する知識はほとんどありませんでしたし、建設の仕事についても深く理解していたわけでもなかったのですが、忙しさの中にも活気があったのが印象的でした。それが決め手となり、入社を決めました。
S.H.
友人のお父さんの紹介で入社しました。建設業界には労働環境が厳しいイメージを抱いていましたが、総務という職種に興味があったので入社を決めました。入ってみると上司とも気軽に話せる雰囲気で、自由な空気を感じています。
S.T.
私は新卒時、建築に携わりたいという思いがあったものの、他業種に就職しました。興建社は3社目です。建設業界はハードな仕事という先入観がありましたが、入社してみると、その印象は大きく変わりました。想像よりも柔軟で、良い意味でギャップがありました。
Y.O.
前職は製造業で15年ほど勤めました。そこでやれることはやり切った思いがあり、次は人と関わる仕事がしたいと考えて、前職とは全く違う分野でしたが、こちらを志望しました。面接では社長と1時間以上やりとりをし、翌日に合格の連絡を受けました。いざ働いてみて、良い意味での「緩さ」があると感じます。
M.Z.
私は中国出身で、中国の建設会社で働いた経験があります。学生時代には建築分野を専攻していたので、日本でもあらためて挑戦したいと思い興建社を志望しました。入社前に想像していたよりも皆さん優しくて安心しました。
社員座談会の様子

Topic2

日々の仕事の中で芽生えるやりがい

─皆さんのお話から、「温かく人情的な社員が多い会社」という印象が伝わってきました。そうした土台がある中で、皆さんは日々の仕事のどんな瞬間に「この仕事をやっていて良かった」と感じますか。

K.T.
現場管理で自分が段取りを組み、何事もなくスムーズに進んだときは、自分の役割を果たせたと実感します。また、1~2年かけて建物が完成したときの達成感も大きいです。時には厳しい指摘を受けることもありますが、次は同じことを繰り返さないようにしようと意識するようになりました。そうした積み重ねが、自分の成長につながっていると感じています。
S.Y.
コンクリート打設の数量を計算して、実際の数量がピタリと合ったときは達成感があります。そういう時には、自分の仕事が現場にきちんとつながっていることを実感します。小さなズレが全体に影響する仕事でもあるので、その責任の重さも強く意識しています。
S.Y.
私は積算を担当しているのですが、積算で拾った数量と業者さんの数字を照らし合わせ、大きな差がなかったときはホッとします。目に見えにくい仕事ですが、精度を保てていることにやりがいを実感します。細かい確認作業の一つひとつが現場を支えているのだと思いますし、同時に責任の重さも感じています。
F.K.
自分が関わった建物が街の風景や営みに溶け込んでいるのを見るのがうれしいですね。通勤途中に現場を眺めたり、テナントショップにお客さんが入る様子を見たりすると、自分の手がけた仕事の意義を感じます。
S.N.
長く仕事を続けてきて、自分の担当した仕事が形として残ることに、やはり感慨深く思います。施主様から「良かったよ」と言われたり、自分が関わった建築物の前を通ったりすると、やはりうれしいですね。年月が経っても形として残り続けることに価値を実感します。
S.W.
私の部署はメンテナンス担当なので、何も起こらないことが一番です。苦情が解消され、問題のない状態が保たれることがやりがいになります。日々の取り組みが結果として表れる仕事ですし、目立つ仕事ではありませんが、建物の品質と会社の信用を裏側から守る役割を担っていると自負しています。
M.Z.
まだ入社8か月目ですが、現場で経験を積む中で、どうすれば設計したものをリアルに再現できるかが理解できるようになりました。最近、ようやく図面で見ていたことと現場での動きが結びついてきたと実感しています。知識が増えていく実感が原動力となっており、一つひとつの理解が深まっていくことが励みになっています。
S.H.
私の所属する総務部は、直接会社に利益をもたらす部署ではありませんが、会社を支える仕組みをつくる役割があります。会議で出した意見が社内制度に反映されたときに、特にやりがいを感じました。自分の意見が会社の運営に少しでも役立っていると実感する瞬間です。間接的ではありますが、会社に貢献できている手応えがあります。また、役職に関係なく発言できる環境もやりがい向上に寄与しています。
Y.O.
総務の立場から見ると、自分の考えた取り組みを任せてもらい、それが形になったときにやりがいを実感します。同時に、仕事の裁量権を広く認めてもらえていること自体にも、会社からの信頼が表れていると考えます。責任も伴いますが、その分、達成感も大きいと感じています。
S.T.
私は営業を担当しています。2年ほどかけて交渉や打ち合わせを重ねた案件が着工に至ったときは感慨深かったですね。また、お客様から「これをお宅でやってほしい」と再び声をかけてもらえることも励みになります。お客様と時間をかけて信頼関係を築いた結果だと感じる瞬間です。
社員座談会の様子

Topic3

一人ひとりを生かす文化と信頼の土台

─立場は異なりますが、「誰かの役に立つこと」「形に残ること」「任されること」が、皆さんのやりがいにつながっているように感じました。その実感を支える興建社の魅力はどこにあると考えていますか。

Y.O.
やはり一番に出てくるのは、人を大切にする会社であるということです。現場と内勤で立場は違いますが、安易に結論を出すのではなく、その人がどうすれば活躍できるかを考えようとする文化があると感じています。こうした姿勢は、さまざまな背景や状況に対しても一貫しています。例えば、本人の特性を踏まえて役割を見直し、力を発揮できるようにしている点にも、その考え方が表れていると思います。もちろん簡単な判断ではありませんが、それでも「採用した以上は責任をもつ」という考え方が根底にあるのだと思います。

─一人ひとりを見て、その力を生かそうとする姿勢は、この会社の根源にある価値観のように見受けられます。皆さんの経験や率直な思いを聞かせてください。

Y.O.
基本的に信頼して役割を任せてもらえていると感じています。そうした信頼関係は、日常の場面にも表れています。全員会議の後に社長が一人ひとりに声をかけて回る姿を見ると、距離の近さを実感しますね。そうした関係性の継続が、この会社の土台を築いているのではないかと思います。
M.Z.
中国の会社で働いていた時には即戦力が求められ、ミスをするとすぐ叱られる環境に置かれていました。しかし興建社では、初めてのことでも「大丈夫?」と声をかけてもらえる。成長する時間を与えてもらえていると思います。安心して学べる環境があり、周囲に見守られ、支えられていることを日々実感しています。その積み重ねが自信にもつながってきています。
S.H.
私も興建社の「支えてもらう」文化を実感しています。私には3才と2才の子供がおり、過去には育児休業休暇を取らせていただきました。当時は制度こそあったものの、前例がない中での取得でした。それでも復帰後は以前と変わらず迎え入れてもらい、自然に仕事に復帰することができました。特別扱いでなく、「当たり前」として受け止めてもらえたのがうれしかったですし、子育てをしながら働き続けられる環境があることは、大きな安心につながっています。
Y.O.
これからも人口減少の一途をたどる世の中で、外国籍の方や高齢者など、多様な属性の人とどのように働くかがますます重要になってきます。そうした変化にどう向き合い、一人ひとりの力をどう引き出していくかが問われていくと思います。その姿勢が、これからの会社の力につながっていくのではないでしょうか。
社員座談会の様子

Topic4

一人ひとりの挑戦が、次代の興建社をつくる

─皆さんのお話から、「人を生かす」「信頼して任せる」という興建社の価値観が見えてきました。そうした土台のうえに、どんな未来を描いていくのかを伺いたいと思います。ご自身の数年後の姿と、会社が90周年、100周年を迎える頃に「こうなっていてほしい」と思う姿、その両方の視点でお聞かせください。

K.T.
現場管理5年目なので、まずは所長になることが目標です。資格取得も含めて力をつけ、できれば社歴平均よりも早く管理職になりたい。現場全体を見渡し、責任をもって判断できる存在に成長していきたいと思っています。100周年の頃も会社にいると思うので、待遇も今より良くなっていたらうれしいです(一同、笑顔)。そのためにも、まずは自分たちが力をつけていくことが大切だと考えています。
S.Y.
私も同じく所長を目指しています。昇格に必要な資格についても実務経験年数は基準を満たしたので、資格取得に向けて勉強を始めています。知識だけでなく、現場での経験を通じて、周囲から信頼される判断力も身につけたい。会社としては、業績に左右されすぎない安定性が高まっていくと理想的だと思います。
S.Y.
まずは今の仕事をしっかりと理解し、自分にできることを増やすのが目標です。任された業務を確実にやり切ることが次の役割にもつながると思っています。いずれ後輩が入ってきたときに、自分自身が教わってきたように、きちんと丁寧に教えられるように知識を身につけていきたいですね。
F.K.
資格取得が当面の目標です。新築部門からリニューアル部門に異動して業務も変わり、視野が広がりました。今後は両方の分野の知識を身につけ、どんな現場でも対応できる力を養っていきたいです。
S.N.
若手が無理なく働き続けられる環境にしていくことが大切だと思います。建設現場は拘束時間が長くなりがちですし、休みも取りにくい現状があります。現場で働く者として、その実情は身に染みて感じています。業界全体の課題ではありますが、少しずつでも改善が進んでいけばと思います。
S.W.
メンテナンスチームの理想は、あくまで「何も起きない」ことです。手直しが減れば品質が安定し、持ち出しも減って会社の信頼につながります。トラブルがない状態を積み重ねていくことが、90年、100年と続く会社の土台になると思います。われわれの出番が減ることが、将来にわたって良い状態が保たれている証だと捉えています。
M.Z.
私も将来は所長を目指したいです。そのためには日本語の能力も高め、自分から発信できるようになりたい。現場で学んだことを、自分の言葉で説明できるようになることが目標です。今は教わりながらですが、皆さんが助けてくれるので大変ありがたいです。将来もこの会社で成長し、いずれは支える側に回りたいと思っているので、そのためにも経験を積んでいきたいです。
S.H.
人が定着し、安心して働き続けられることが、会社にとって何より大切だと思います。一人ひとりが長く力を発揮できる環境があってこそ、組織は強くなります。私自身は、現場の声を丁寧に汲み取りながら、女性や外国籍の方も長く働き続けられる環境づくりに取り組みたいです。
S.T.
将来的にはマネージャーや教育担当として後輩を育てる立場に挑戦したいです。これまで自分が教わってきたことを、次の世代に還元できる存在になりたいと考えています。会社としては、基本理念である「永続」を実現していくことが何より大切だと考えています。
Y.O.
結局のところ、人がいなければ仕事は回りません。採用と育成、定着がこれからの最大の課題です。「背中を見て学べ」というようなOJTのやり方ではなく、言語化して教える仕組みに変えていく必要もありますし、古い慣習の見直しもしなくてはならない。そうした改善への取り組みの積み重ねこそが、10年後、20年後の興建社をつくっていくのだと思います。
社員座談会の様子

Topic5

「永続」を見据えて、これからの興建社へ

─最後に、会社と一緒にやってみたいことを伺います。興建社にいるからこそ挑戦できそうなこと、職場として実現していきたい取り組み、描いている未来像はありますか。

K.T.
社員旅行に行ってみたいです。入社前にあると聞いていましたが、コロナ禍でまだ一度も経験できていないので、いつか再開してほしいですね。
S.Y.&M.Z.
私も社員旅行に行きたいです。まだ参加したことがないので、一度は経験してみたいと思っています。
S.H.
逆に私は説明会などで「社員旅行があります」と伝えてきた立場でもありますので、状況が整えばぜひ再開できるようにしていきたいですね。
F.K.
今は自分の基礎を固めて、目の前の仕事に力を注ぐことで精一杯ですが、いずれは今の経験を土台に、会社全体を見渡せる視野をもちたいです。
S.T.
私は、10億円を超える規模の建物を受注したいという目標があります。一方で、エンドユーザーと向き合えるコーポラティブハウスの仕事も継続していきたいと考えています。特にコーポラティブハウスのように、顔の見える関係の中で建物をつくる経験は、会社の強みにもなると思います。
S.W.
会社としては、働き方や人への向き合い方を、今の時代にマッチした形に見直していく必要があると感じています。現場の実情に即した形で若手が無理なく続けられる環境にアップデートしていくことが、結果として会社の力になるはずです。
S.H.
産休・育休を取得し復帰しましたが、職場の理解や支えがあったからこそ続けられていると思います。これからは、多様な働き方が増えると思うので自然に支え合える仕組みをより確かなものにしていけたらと思います。
Y.O.
やはり人が定着する会社でありたいですね。採用と育成、定着がうまく回れば、会社は自然と続いていきます。古い慣習を少しずつ見直しながら、言葉で伝える文化を育てていく。そうした実践の結果が会社の永続につながっていくと思います。
S.N.
特別に何かをするというより、現場に過度な負担がかからない形で若い人が安心して働き続けられる環境を整えていくこと。その積み重ねが、90周年、100周年を迎える興建社の姿を形づくっていくのではないでしょうか。

─興建社がこれからも長く発展し続けていくために、今後とも守り受け継いでいくべき価値観やとるべき施策の方向性が見えてきたように思います。皆さん、貴重なお時間をどうもありがとうございました。